コンテナ運営事業を始めるには、まずコンテナを設置する土地を確保しなければいけません。元々空いている土地がある場合には、その土地を活用してコンテナをいくつか設置すればよいのですが、土地がない場合にはまず土地を借りるところからはじめましょう。コンテナ事業は、初期投資の資金が少なくて利回りも良いとされています。上手に土地活用をしていくために、コンテナの設置をして運営している人はたくさんいます。屋外に設置するのですから、その設備においても最低限しておかなければいけません。コンテナを設置する敷地の広さは、十分確保できているでしょうか。屋外に設置しているコンテナの利用では、家具やレジャー用品、中にはバイクなどの収納で利用するお客様も多くいますので、設置するスペースを広く取るのはもちろんのことですが、内部の面積についても最低でも2畳分は確保しておくとよいでしょう。

また利用者側が収納するとき、出し入れしやすいようにスペースを確保しておくことや、利用者のための駐車場も必要となります。コンテナを多く設置する場合には、それなりの土地が必要になるというわけです。また倉庫として置く場合には、用途地域の制限を受けなければいけません。土地があればよいというわけではなく、建築確認申請において用途を倉庫とする場合に発生する制限になります。この制限に関係なく運営してしまうと、行政処分の対象になってしまうので注意しましょう。そもそもコンテナとして使われていても、次に土地に設置して倉庫として収納に使う場合には、必ず建築基準法の適用を受けなければいけなくなります。このような事業を始める時には、最初から建築基準法に適しているもの、対応しているものを使用すると二度手間にならず、設置もスムーズにいくでしょう。そのほか細かな設備なども必要になりますが、あってよいと思われるのは利用者のための駐車場や車止めです。

このような事業は、利用者が24時間いつでも出し入れできるようにする必要があります。運営する側は、荷物の出し入れの時などに起こりうる物損事故が起こらないように、できるだけ使いやすい敷地にするなど、あらかじめ対応しておく必要があります。さらに運営資金に余裕があれば、看板などを立てておくと認知度が上がり、利用者も多くなるかもしれません。看板に詳細が分かるように少し情報を載せておくと、利用しやすくなるでしょう。コンテナ運営会社の中には、防犯用として電灯で看板やコンテナを明るく照らしているところもあります。